複数口座を開設して海外FXの取引を有利に!おすすめ運用方法も紹介!
「1つの海外FXブローカーに絞って取引する」というのは別に悪いことではありません。
口座を分けて資金を分散させてしまうと、どうしても「取引のダイナミックさ」が欠けてしまいますからね。
そもそも少額資金で取引している方にとっては、複数の口座に小分けにして取引するのはムリな話です。
しかしある程度(20万円~くらい)FX取引のためにまとまった資金を用意できる方は、複数口座を同時に運用したほうが取引が有利になる場合もあります。
今回は海外FXで複数口座を開設することの知られざるメリットを紹介していきたいと思います。
また複数口座の使い分け方や口座開設にオススメのブローカーも紹介しているので参考にしてください。
海外FXで複数口座を開設する3つのメリット
まず海外FXで「複数口座を開設すること自体のメリット」から見ていきましょう。
- リスクを分散することができる
- ポジションごとの戦績管理が楽になる
- 豊富な情報リソースを確保できる
1.取引システム・資金のリスクを分散できる
海外FXにかぎらず、投資の世界にはリスクがつきもの。
- 取引システムに関するリスク
- 資金に関するリスク
どちらも基本的にはあまり心配しなくても大丈夫ですが、複数口座を開設して取引することで「万が一」のリスクを抑えることができます。
①複数口座で取引システムに関するリスクを抑える
「サーバーがダウンしているせいで絶好のタイミングでエントリーできなかった」
「メンテナンス中で入金できずにエントリーし損ねた」
取引システムに関するリスクとは、このように些細なトラブルで取引できなくなる危険性のことです。
FXの取引歴が長い方なら、すでに経験済みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
複数口座を開設することで「取引したいけどできない!」という状況を防ぐことができます。
1つの口座で取引できなくても、他の口座を使えばいいだけですからね。同時に複数の口座でサーバーエラーやメンテナンスが起こるとは考えにくいでしょう。
海外FX業者は急に日本人向けサービスを停止する恐れあり
海外FX業者は急に予告なしで日本市場から撤退する恐れがあります。
原因はおそらく日本の金融庁からの圧力。金融庁は日本人トレーダーが海外に投資することを嫌ってます。
ホームページでは海外FX業者を一括りに「無登録業者(※)」と称して警告を促しているほどです。(参考:金融庁HP)
※日本の金融庁が言うところの「無登録業者」とは日本の金融庁の規制を受けていないFXブローカーという意味です。外国の金融機関にライセンス登録している海外FXブローカーも、一括りに無登録業者として注意喚起しています。確かに「海外のライセンスに登録していれば絶対に安心!」というわけではありませんが・・・。
「今後どこの海外FXブローカーが日本人向けサービスを停止するのか」は正直予測できない部分があります。
ただ今みなさんが利用中のブローカーが急に使えなくなる可能性があるということは覚えておいてください。
もちろん利用停止が発覚してから新規に取引先を探すのでもいいとは思いますが、あらかじめ複数口座を開設しておいた方が慌てずにスムーズに取引できます。
②複数口座で資金に関するリスクを抑える
投資の世界において「資金を1つにまとめるな」というのは格言のようなもの。
あまり考えたくはありませんが、今みなさんが利用中のブローカーが急に倒産してしまう可能性は0とは言えません。
信託保全がある業者なら倒産しても口座資金は帰ってきますが、口座スペック重視で信託保全なしのブローカーを利用している方もいらっしゃるでしょう。
複数口座を開設して取引用の資金を分割しておけば、万が一資金を持ち逃げされたときの損失を減らすことができます。
2.戦績管理が楽になる
もちろん取引履歴を1つ1つさかのぼって確認すれば、口座1つでもポジションごとの成績を確認できないわけではありません。
ただ「どのポジション、どの取引手法でどのくらいの損益になったのか」が少しわかりづらいですよね。
複数口座で取引して取引スタイルや通貨ペア毎に口座を使い分ければ、損益がひと目で確認できるので戦績管理が楽になります。
FX取引の勝率を高めるに「どんな取引をして、どのくらい勝ったのか、負けたのか」を把握するのは重要な要素。
複数口座運用は過去の取引を分析して、次の取引に活かすために役立ちます。
3.情報リソース収集が楽になる
FX取引は情報戦だといっても過言ではありません。
世界中の経済・国家の情報から相場を予測するファンダメンタル分析にも、チャートから今後の値動きを予測するテクニカル分析でも「どれだけたくさんの情報を集められるか」が鍵になります。
その大切な情報源の1つなるのが、海外FXブローカーからのニュースレターです。
口座を開設したブローカーからは定期的に経済情勢に関するお知らせメールが送られてきます。
またXMなどオンラインで誰でも参加できるFX取引に関するセミナーを定期的に開催しているブローカもあるくらいです。
FX取引に関する情報集めという観点からも、海外FXで複数の口座を開設する価値はあると言えるでしょう。
適材適所!海外FX複数口座の使い方・使い分けの一例を紹介
「せっかく複数口座を開設するなら、口座を有効活用したい!」
このように考えている方向けに、海外FX複数口座の使い方・使い分けの一例を3パターンほど紹介します。
- エントリーの期間(短期・長期)で口座を使い分ける
- 取引する通貨ペアで口座を使い分ける
- 証拠金を増やすために複数口座を開設する
①エントリーの期間で口座を使い分ける
もちろん複数の口座タイプが用意されてある口座なら、同一業者内で使い分けることで有利に取引できる場合があります。
しかしどんな取引スタイルでも1番いい条件で取引できるような口座ばかりを用意している「万能ブローカー」は1つもありません。
身近な例でいうと、イタリアン料理店のシェフが中華料理まで極めているとは限りませんよね。
イタリアンのシェフが中華料理でもある程度の腕前を披露できるかもしれませんが、「絶品」の中華にありつくには中華料理専門店に行くほうがいいに決まってます。
- スキャルピング
- デイトレード
海外FX主流の取引スタイルは大きく分けてこの2タイプ。
※FXの取引スタイルにはもう1つ、長期売買(スイングトレード)があります。ただ海外口座は国内口座に比べてポジション持ち越しで付与されるスワップが少ないなど長期売買は不向きなので、今回はスキャルピングとデイトレードについて言及しています。
複数の口座を使い分けて、それぞれ妥協無しで取引スタイルにピッタリの「絶品」口座で取引してみるのはいかがでしょうか。
【補足】1つのトレンドで異なるアプローチするのも効果的?
もちろん「デイトレードしかしたことがない」ような方が「スキャルピング用に口座を開設する」というのもアリだと思います。
例えば長期的に見て上昇トレンドが発生している場合を考えてください。
- スキャルピング→跳ね返り狙いの逆張りエントリー
- デイトレード→トレンドフォローの順張りエントリー
同じ通貨ペアで取引するにしても、複数の口座で違うタイプの取引を同時進行させることで利益を増やすことができる場合もあります。
スキャルピング用の新規口座はTitanFXがオススメ
短期売買用の口座を開設するならTitanFXという海外FXブローカーがうってつけです。
スキャルピングのような短期売買で重要なのは「低スプレッド」と「約定力」なのは言うまでもありません。
当サイトのスプレッドランキングではほぼ全ての主要通貨ペアで堂々の1位に輝いている上、約定率99.999%の環境で取引できます。
→スキャルピング用の新規口座にオススメ!TitanFXのスペック詳細はこちら
ただECN口座を含めて「取引コスト」で比べると、通貨ペアによってTitanFXより低スプレッドのブローカーがあるのも事実です。
低スプレッドを突き詰めるなら、「取引する通貨ペアで口座を使い分ける」も参考にしてください。
デイトレード用の新規口座はiFOREXがオススメ
デイトレード用の新規口座を開設するならiFOREXという海外FXブローカーがピッタリです。
iFOREXをピックアップした理由は次の2つ。
- ロスカット水準が低い(証拠金維持率0%以下でロスカット)
- 入金ボーナスが豪華(100%入金ボーナス)
デイトレードで重要になるのは「いかにしてポジションを保持できるか」です。
ロスカット水準が低ければ低いほどロスカットされるまでの逆行pipsに余裕を持てるのは当たり前のことですよね。(参考:海外FXではレバレッジだけでなく、ロスカット水準にも注目しよう!)
証拠金維持率0%までロスカットされないブローカーはiFOREXだけです。
また入金ボーナスがあるブローカーの方がエントリーした際の証拠金維持率に余裕が持てます。
さらにiFOREXは口座開設が簡単で、書類提出なしでも取引スタートできるので新規の口座開設先としてもうってつけです。
→デイトレード用の新規口座にオススメのiFOREXの詳細はこちら
②取引する通貨ペアで口座を使い分ける
特にスキャルピング一筋で取引している方は調査を重ねて、現在スプレッドが狭い口座で取引していることでしょう。
ただ全体的にスプレッドが狭いブローカーでも、全ての通貨ペアで1番低スプレッドになっているわけではありません。
例えば「ブローカAではドル円がかなり低スプレッドだけど、ユーロドルのスプレッドならブローカーBの方が優秀」のような場合もあります。
低スプレッドを突き詰めた先にある答えは自分が取引する通貨ペアでスプレッドが狭いブローカーで取引すること。
ということで、ここでは日本人トレーダーの方が取引する機会が多いと思われる3つの通貨ペア(ドル円【USD/JPY】・ユーロ円【EUR/JPY】・豪ドル円【AUD/JPY】)ごとにスプレッド(取引コスト)を比べてみました。
通貨ペア毎にスプレッドを比較
当サイトで紹介している海外FXブローカについて、STP方式のスタンダード口座は単純にスプレッドを、ECN口座はスプレッド+手数料のトータルコストを比較しています。
ドル円のスプレッド(取引コスト)で比較
※業者名をクリックすれば各業者の詳細ページに移動します。
業者名 | ドル円平均スプレッド |
---|---|
Axiory(ナノスプレッド口座) | 1.00pips |
TitanFX(ブレード口座) | 1.03pips |
XM(ZERO口座) | 1.10pips |
FBS(アンリミテッド口座) | 1.10pips |
LANDFX(Live口座) | 1.45pips |
ユーロ円のスプレッド(取引コスト)で比較
※業者名をクリックすれば各業者の詳細ページに移動します。
業者名 | ユーロ円平均スプレッド |
---|---|
Axiory(ナノスプレッド口座) | 1.30pips |
TitanFX(ブレード口座) | 1.44pips |
LANDFX(Live口座) | 1.50pips |
XM(ZERO口座) | 1.60pips |
豪ドル円のスプレッド(取引コスト)で比較
※業者名をクリックすれば各業者の詳細ページに移動します。
業者名 | 豪ドル円平均スプレッド |
---|---|
TitanFX(ブレード口座) | 1.50pips |
Axiory(ナノスプレッド口座) | 1.82pips |
XM(ZERO口座) | 2.00pips |
FBS(アンリミテッド口座) | 2.00pips |
LANDFX(Live口座) | 2.10pips |
③証拠金を増やすために複数口座を開設する
一気にまとまった資金を入金するなら、ボーナスが豪華な口座を1つだけ開設すればOKです。
ただ上で説明したリスク分散の考えに従うと「1つの口座に取引資金をまとめておく」のはオススメできません。
また業者によっては「ボーナス額は○○万円まで」みたいな上限があるところもあります。
リスクを分散しつつ取引資金以上の証拠金で取引するにはボーナスが豪華な口座を複数開設して入金しておくのがオススメです。
入金ボーナスが豪華な海外FX業者一覧
以下が入金ボーナスが豪華な海外FX業者一覧です。参考までにボーナスの上限額と、ボーナス上限に達するまでの入金額も記載しています。
※業者名をクリックすれば各業者の詳細ページに移動します。
業者名 | ボーナス額 | ボーナス上限 | 上限までの入金額 |
---|---|---|---|
XM | 入金額の100% | ※500ドル(5万円相当) | 500ドル(5万円相当) |
FBS | 入金額の100% | 200ドル(2万円相当) | 200ドル(2万円相当) |
iFOREX | 入金額の100% | 1000ドル(10万円相当) | 1000ドル(10万円) |
LANDFX | 入金額の30% | 3000ドル(30万円相当) | 1万ドル(100万円) |
※XMは500ドル相当を超える金額を入金した場合、5000ドル上限で20%の入金ボーナスがもらえます。ただ複数口座を開設するなら、5万円を超える金額分は他のブローカーに入金したほうが多くボーナスをもらえるので、20%入金ボーナスは省略しています。
例えば17万円の取引資金が用意できる場合、XMに5万円、FBSに2万円、iFOREXに10万円入金しておけば2倍の34万円にまで資金を増やすことができます。
海外FXの複数口座運用はメリット・バリエーションが盛りだくさん
- 取引システム・資金のリスクを分散できる
- 戦績管理が楽になる
- 情報収集リソースを確保できる
複数の口座を開設すれば、1つの口座で取引するよりも安全かつ楽に取引や資金を管理することができます。
また適材適所で海外FX口座を使い分けることで、今よりもさらに取引が有利になります。
いろんなタイプの取引をしている方、今まであまりやったことのない取引にチャレンジしてみたい方は取引スタイルに応じて口座を使い分けるといいでしょう。
「自分はスキャルピングしかやらない!」という方はさらに低スプレッド・低コストを突き詰めるべきです。自分が取引する通貨ペアに応じて一番お得に取引できる口座を使ってください。
またボーナスに着目して複数の口座に入金するのもいいでしょう。リスクを分散しながら資金を倍増させて取引することができます。
「資金をできるだけたくさん増やす」という点で考えると、100%入金ボーナスがある3社(XM、FBS、iFOREX)で口座開設するのがオススメです。