意外に知られていない海外FX固定スプレッドのメリット!「狭さ」だけでは語れない?
スプレッドといえば「狭さ」を重視する方が多いのではないでしょうか。
たしかにスプレッドはFX取引のコストに相当するものなので、狭ければ狭いのに越したことはありませんね。
特にスプレッドがかなり狭い国内口座でFX取引の経験がある方は、海外FXでもスプレッドの狭さを重視している方が多いでしょう。
しかしスプレッドは単純に「広い」と「狭い」だけじゃ語れない部分があります。
海外FXには次の2つのスプレッドタイプがあるからです。
- どんな時もスプレッドが同じ(固定スプレッド)
- 時間帯によってスプレッドが変わる(変動スプレッド)
いわゆる「スプレッドが狭い」のは変動スプレッドですが、時間帯や取引のタイミングによっては固定スプレッドの方が有利になる場合もあります。
ここでは2つのスプレッドタイプに注目して「本当の海外FXスプレッドの見方」を解説していきたいと思います。
目次
スプレッドが狭い海外FX業者は変動スプレッド制
実はスプレッドの狭さだけに注目すると変動スプレッド一択になってしまいます。
スプレッドは絶えず変動していますが、平均してみると固定スプレッドよりも狭くなっているのは事実です。
その証拠に当サイトのスプレッドランキングTOP5の海外FX業者は全て変動スプレッドを採用しています。
平均スプレッドが狭くなる要因はゴールデンタイムの低スプレッド!
(画像引用元:外為どっとコム「取引できる時間帯は?」)
変動スプレッドの「変動」の要因はFX通貨の取引量です。
取引量が多いと、ブローカーとしては注文がたくさん捌けることになるのでスプレッドがどんどん狭くなっていきます。
特にNY市場とロンドン市場が開いている「ゴールデンタイム」にスプレッドはピークに達します。
日本時間21時から翌日の2時は各業者が設定している最小スプレッドくらいにまでスプレッドが狭くなるときもあります。(東京・NY・ロンドンは三大外国為替市場と言われています。そのうちの2つの市場が開いているので、取引量が大幅に増えるというわけです。)
以下がスプレッドランキング1位のTitanFXで、日本時間22時頃のリアルタイムスプレッドをキャプチャしたものです。
ドル円のリアルタイムスプレッドは0.6pips。TitanFXのドル円最小スプレッドは0.3pipsなので、最小スプレッドに肉薄するくらいスプレッドが狭くなっているのがわかります。
逆にブローカーが注文をさばけない状況ではスプレッドが広がる
変動スプレッドでは「平均」スプレッドが狭いだけで、いつでもどんなときでもスプレッドが狭いわけではありません。
- そもそも取引量(注文量)が少ない
- 大口の注文が殺到しすぎてブローカーがうまく注文を捌ききれない
この2つの状況では、平均スプレッドよりもスプレッドが大幅に広がってしまう場合があります。
スプレッドが広がるタイミング①そもそも取引量が少ない
変動スプレッドの業者では、FX通貨の取引量が少ない時間帯にスプレッドが広がる傾向があります。
特に朝から昼間にかけては市場の流動性が少ないため、スプレッドが2~3pipsくらい広がるときもあるほどです。
スプレッドが広がるタイミング②大口の注文が殺到して注文をうまく捌ききれない
上で説明したように、取引量が「ほどよく多い」時にはスプレッドが小さくなります。
しかし逆に注文が殺到しすぎるとブローカーが注文をうまく捌けなくなってしまいます。
- 重要な経済指標が発表された
- 政府の要人が重要な発言をした
上記のタイミングでは、売り買いの注文が殺到するため、スプレッドが大幅に広がります。
例えばアメリカ雇用統計などですね。また政府の関係者が「国の金利を引き下げます」みたいな発言した場合も同じです。
通常の取引では考えられない量の注文を受けた業者側はどれだけ手際よく注文を捌いたとしてもうまく捌ききれません。
特に取引の流動性が低くなるタイミングではスプレッドが20pips~30pipくらいにまで広がることもあります。
固定スプレッドのメリットは「スプレッドが広がりにくいこと」
変動スプレッドのメリットとデメリットをひっくり返したら、そのまま固定スプレッドの特徴になります。
たしかに取引のゴールデンタイムであってもスプレッドが狭くなることもありませんが、取引量が少ない時間帯や取引の流動性が下がるタイミングでもスプレッドが広がることはめったにありません。
つまり次のような取引には、スプレッドが狭いとされている変動スプレッド業者よりもスプレッドが広いとされている固定スプレッド業者の方が取引コストを抑えることができることになります。
- 早朝(~8時ごろまで)にも取引する
- 経済指標発表のタイミングでピンポイント取引をする
※早朝は3大外国為替市場(東京・NY・ロンドン)が全て閉まっているので、FXの取引量がガクンと下がります。
平均スプレッドだけを見せられて「スプレッドが狭い!」と信じていた口座よりも、見かけはスプレッドが広い口座の方がお得に取引できるタイミングがあるのです。
特に昼夜問わず取引している専業トレーダーの方、経済指標発表時を狙って取引したことがある方は、固定スプレッド口座を使ってないことが原因で本来なら払わなくていいはずのスプレッドが引かれてしまっているかもしれません。
変動スプレッド口座と固定スプレッド口座の両方を開設しておいて、時間帯・タイミングに応じて取引口座を切り替えるのがいいでしょう。
固定スプレッド口座でおすすめはiFOREX!
実は海外FXブローカーはほとんどが変動スプレッドを採用しています。変動スプレッドなら「最小スプレッド0.2pips!」みたいな感じでスプレッドを狭くみせることができますからね。
固定スプレッドにしていたら、どうしてもスプレッドの広さに目がいってしまいます。
「スプレッドが狭いブローカーしたい!」というトレーダーが多い中で、固定スプレッドを貫き通している海外FX業者はiFOREXです。
1996年設立の老舗ブローカーiFOREXは、新興ブローカーがどんどん変動スプレッドを採用していく中で一貫して固定スプレッドを採用し続けています。
以下がiFOREXの主要通貨スプレッドです。参考までに変動スプレッド業者のXMも一緒に載せておきます。
業者名 | XM(スプレッド平均値) | IFOREX(固定スプレッド) |
---|---|---|
ドル/円 | 2.0pips | 1.8pips |
ユーロ/円 | 2.7pips | 1.8pips |
ポンド/円 | 4.0pips | 5.0pips |
オージードル/円 | 4.7pips | 5.0pips |
ユーロ/ドル | 1.8pips | 1.8pips |
ポンド/ドル | 2.6pips | 3.0pips |
オージードル/ドル | 2.2pips | 3.0pips |
「これ以上スプレッドが広がらない」ということを加味すれば、優秀なスプレッドだと言っていいのではないでしょうか。
ドル円やユーロ円のスプレッドは変動スプレッドのXMよりも狭くなっています。
「固定スプレッド」以外のiFOREXの特徴は以下の通りです。
- キプロスライセンス(CySec)登録で信託保全あり
- 老舗ならではの充実した日本語対応
- 初回入金が2倍になるボーナスあり
さらに口座開設はかなりスピーディーで、最初に申し込んでから2分もあれば取引できる状態になります。
今まで「スプレッドが広いから…」と考えてiFOREXを敬遠していた方も、口座開設を考えてみる価値はあるでしょう。
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固定スプレッド口座は使い方によっては化ける!変動スプレッド口座との使い分けがおすすめ!
今回は「スプレッドが狭い」とされている変動スプレッドの影に隠れていた固定スプレッドにスポットライトを当ててみました。
取引がさかんな深夜をフィールドにしている方にとってはあまりメリットはありませんが、昼夜問わず取引している方なら固定スプレッドの口座を使うことで取引コストを抑えることができる場合もあります。
また経済指標発表のタイミングで積極的に取引している方なら、固定スプレッド口座を使ってみない手はありません。
スプレッドが全く広がらないというわけではありませんが、変動スプレッド口座よりもスプレッドの広がりに強いのは確かです。
- 取引が盛んな深夜→変動スプレッド口座で取引
- 早朝(~8時頃まで)、経済指標発表時→固定スプレッド口座で取引
このように変動スプレッド口座と固定スプレッド口座をケースバイケースで使い分けるのがおすすめです。